8)【中 国】
発行延期となっていた記念切手「新型コロナウイルスとの闘い」の切手デザインを一部修正して、5月11日に発行。武漢の観光名所「黄鶴楼」などが消えています。
※ 2020年5月11日
中国政府は、新型コロナウイルスの感染拡大の抑え込みに成果が得られたことを記念するとして、医療従事者などを描いた記念切手を発行。
各地の郵便局の前では大勢の愛好家らが殺到。 |
記念切手の発売は、中国各地で11日午前から始まり、このうち北京市中心部の郵便局の前では、多くの人々が長い列をつくって切手を買い求めていた。
切手の図柄には、患者の治療に当たる医療従事者などが描かれ、郵政当局は‟国民と政府が一体となって感染拡大の抑え込みに当たり、大きな成果が得られたことを記念するもの”だとしている。
購入者の男性は「歴史的な大事件の記念切手でとても価値がある。中国が人やモノを大量に動員して感染拡大を抑え込んだことをとても誇りに思う」とコメント。
記念切手の発行はおよそ1か月延期。
当初の図案と比べると背景にあしらわれた武漢を象徴する建築物;黄鶴楼の色が薄くなったり、新型コロナウイルスの名称「COVIDー19」が印刷されたりといった修正が加えられた。
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当局は、修正の理由を明らかにしていませんが、ウイルスの発生源をめぐってアメリカと中国が対立する中、武漢が起源だという印象を薄めようとしたのではないかとも受け止められている。
※ 中国では、とても話題を呼んだ切手。瞬く間に売り切れた。額面の10倍近い値段で取引されていて、入手困難。 |