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2.日本近代(PART2)(7)

(7)口腔衛生週間

1)第1回;ムシ歯予防デー 最初のポスター(昭和3年6月4日)

 『歯強ければ、體まで。

     歯清ければ、心まで。』 INDEX

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2)第3回;昭和5年6月4日

日本歯科医師会、広島県歯科医師会

この回から、標語が、公表される。

※標語『6歳臼歯を大切に』

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3)第6回;昭和8年6月4日

※標語 『歯は健康の第一線』

戦時色が次第に出てきている。

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4)第7回;昭和9年6月4日

※標語『護国を守れ、歯を護れ』

軍人さんが、鉄砲をかつぎ、左手には、なんと、歯ブラシを持っているではないか!

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5)口腔衛生宣伝に用いられた“中心感染説”

 大正8年(1919年)に、アメリカ大統領;セオドア・ルーズベルトが、亡くなります。

 死因は、「肺塞栓症」で、その原因は、1本の虫歯であった……そうです。多忙な大統領は、1本の虫歯を治療しなかったため、根尖の膿が、全身に回ったそうです。

 戦前から、『歯が全身に影響を及ぼす』という、啓蒙がなされていたとは、驚きですネ。

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6)昭和初期のポスター

『東京府豊島南足立郡』というのも、当時を偲ばせます。

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7)昭和9年 ムシ歯予防デー

 デパートや会場を借りて、『歯の無料相談会』の、催しの案内。

 当時にしては、めずらしい現代と同じ“左書き”

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8)昭和10年 ムシ歯予防デー

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9)昭和9、10年頃 …… 満州国の建設など、軍事色が強くなる。準戦時体制

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10)昭和12年・13年の、『ムシ歯予防デー』標語募集。(東京府歯科医師会)

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※京都府・京都市歯科医師会の、衛生週間の標語

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【戦前の、衛生週間の、標語】

第1回(昭和3年)・第2回(昭和4年) …… 標語は、とくになかった。
第3回(昭和5年)……『六歳臼歯を大切に』
第4回(昭和6年)……『よい歯でよく噛みましょう』
第5回(昭和7年)……『強い歯を作れ』
第6回(昭和8年)……『歯は健康の第一線』
第7回(昭和9年)……『護国を守れ、歯を護れ』
第8回(昭和10年)……『健康は先ず歯から』
第9回(昭和11年)……『強い體に丈夫な歯』
第10回(昭和12年)……『つとめて受けよ歯の検査』
第11回(昭和13年)……『正しい歯列に輝く健康』
第12回(昭和14年)……『歯牙の愛護に輝く體位』
第13回(昭和15年)……『強い歯は母でつくって子で護れ』
第14回(昭和16年)……『よい歯でよく噛みましょう』
第15回(昭和17年)……『よい歯でよくかみましょう』
昭和18年から、昭和22年まで、5年間は、中止。(戦時・戦後の混乱のため)

11)第8回;昭和10年6月4日
   ※標語『健康は先ず歯から』

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12)第10回;昭和12年6月4日

 ※標語『つとめて受けよ歯の検査』

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13)第13回 ムシ歯予防デー(昭和15年)

 “妊婦と歯牙”なる、本を読んでいます!

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14)第14回ムシ歯予防デー(昭和16年)

  “日の丸弁当”(梅干し+ご飯)です。

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15)「ムシ歯予防デー」ポスター(三重県)

 “火事とムシ歯は、小さい内に……”という、標語も、的を得ています。

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16)「手書きのポスター」

 軍事色が、色濃く感じられるポスターです。

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