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時の過ぎゆくままに・・・歯科医のつぶやき
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−2013年8月8日−
【花シリーズ切手(8月)あさがお(その2)】
(1)1999年:ふるさと(東京);この切手は「隅田川の花火」3連刷切手のうちの1種類として発行されました。

 毎年7月6〜8日に東京台東区・鬼子母神(きしぼじん)で開かれる「朝顔市」にちなんで発行されました。期間中、午前4時〜夜遅くまで朝顔市が開かれます。久保修(切り絵作家)の作です。

切手

切手シート

(2)2003年:ふるさと(石川);2種連刷『あさがおやつるべとられてもらい水 』
 
 江戸時代の女流俳人千代女は、元禄16(1703)年に加賀国松任(現在の石川県松任市)の表具屋の長女として生まれました。「俳句のまち 松任(千代女生誕300年)」として、発行されました。
切手

ハガキ
【右図;カモメールに風景印;松任蕪城】
外周に朝顔をあしらい、臘扇堂(ろうせんどう)を描く 1990(平成2)年10月9日〜使用開始。朝顔と金魚がそよ風を感じさせます。

(3)2006年:切手趣味週間 2種連刷 円山応挙『朝顔狗子図杉戸(部分)』
切手
 その年の干支が描かれた美術文化財を題材に選び、発行している「切手趣味週間にちなむ郵便切手」。
 戌年であることにちなみ、円山応挙(1733〜1795)筆「朝顔狗子図杉戸(部分)」(東京国立博物館所蔵)からデザインしています。杉戸絵の一部であり、もとは名古屋市近郊にあった明眼院(めいがんいん)の客殿として建てられたものです。

(4)2000年:第100回日本外科学会総会(華岡青洲の肖像とチョウセン朝顔)
切手
 1804年に、世界で初めて全身麻酔下による乳ガン摘出の外科手術に成功した 華岡青洲と、自らが開発し、 その時用いた麻酔薬「通仙散」の主剤であるチョウセンアサガオを描いています。華岡青洲(1760〜1835)は江戸後期の外科医で、常に研究や工夫の努力を惜しまず、積極的な診療技法を 展開しました。チョウセンアサガオ(別名:マンダラゲ)は、江戸時代に輸入され、薬用に栽培されたナス科の植物です。

区切り線
−2013年8月1日−
【花シリーズ切手(8月)あさがお】
切手   日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使がその種子を“薬”として持ち帰ったものが初まりだそうです。。

 “アサガオ”の語源は、早朝に咲くことから「朝の顔」という意味ではなく、早朝に開花し、昼にはしぼんでしまう特徴を、朝の美人の顔にたたえた「朝の容花(かおばな)」の意味があるそうです。

 明治時代初期から始まった入谷朝顔市は、夏の風物詩としても有名です。

 ちなみに、「朝顔」は“夏”ではなく“秋”の季語です。

  朝顔や
    つるべ取られて
           もらひ水  (加賀 千代女)
 朝顔は別名「牽牛」といいます。朝顔の種が薬として非常に高価で珍重された事から、贈答された者は牛を引いて御礼をしたといういわれでる。平安時代に日本にも伝わり、百薬の長として珍重されました。

 その後、江戸時代には七夕の頃に咲く事と、牽牛にちなみ朝顔の花を「牽牛花」と以前から呼んでいたことから、織姫を指し、転じて朝顔の花を「朝顔姫」と呼ぶようになりました。
 花が咲いた朝顔は「彦星」と「織姫星」が年に一度出会えた事の具現化として縁起の良いものとされます。 これらの事により、夏の風物詩としてそのさわやかな花色が広く好まれ、鉢植えの朝顔が牛が牽く荷車に積載されて売り歩かれるようになったそうです。
根の鱗片が数多く重なり合っているところからきています。
切手シート
昭和36年8月1日;FDC≪石川県松任郵便局≫

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