|
|
|
>花シリーズ切手6月以前はこちら
>花シリーズ切手7月はこちら
>花シリーズ切手8月はこちら
>花シリーズ切手9月はこちら |
-2013年12月1日-
【花シリーズ切手(12月)さざんか】 |
|
早いもので、今年も残り少なくなりました。年末の慌ただしさを感じる“師走”です。
さて、本年の1月よりシリーズでお送りした月ごとの季節の“花シリーズ”も、今回で一巡します。
サザンカの名前は、漢名を「山茶(さんさ)」といい、山に生えている茶花ということで「山茶花(さんさか、さんざくゎ)」から訛って、サザンカになったといわれます。
別名は「ヒメツバキ(姫椿)、イワハナビ(岩花火)」。
よくツバキと間違えられますが、ツバキは花がまるまる落ちるのに対し、サザンカは花びらがヒラヒラと舞い落ちるそうです。
花はとてもよい香り。その香りは、気持ちが安らぐ和の香りです。
花言葉は「困難に打ち勝つ、ひたむきさ」
|
サザンカ、サザンカさいた道♪〜〜と“焚き火”の歌詞にあるように、木枯らしが吹く頃咲いているのが「サザンカ」です。花が少ない季節、サザンカの花は華やかにそして凛として咲いています。野生のサザンカの花の色は白色だそうですが、他に桃色、そして八重の花があり、現在では多種多様のサザンカがあります。 |
|
昭和36年12月1日;FDC≪佐賀県仁比山郵便局≫ |
|
-2013年11月4日-
【花シリーズ切手(11月)きく】(その2) |
(1)≪ 菊切手シリーズ 1円 ≫ 明治32年(1899年)10月1日発行。
|
日清戦争に勝ち、近代化も進み、中央集権国家としての基盤ができた、19世紀末の普通切手です。
大日本帝国を表すために、“菊花御紋章”を用いました。
当時の最高額面の切手で、中央の菊の紋章はエンボス加工が施されています。
カタログ値 \30,000−也! |
※ 当時の郵便料金…… ●はがき;1銭5厘 ●封書……3銭
|
|
(2)≪ 平和条約調印記念 ≫ 昭和26年(1951年)9月9日発行。
|
|
|
サンフランシスコ講和(平和)条約により、日本は国家 主権が回復しました。
郵政省(現在の日本郵便)は、調印翌日の9月9日に記念切手3種を発行。2円切手と24円切手には国花である菊が描かれています。
8円切手の図案には国旗です。
200 は、200円ではなく、2円です。
(00 は 銭位 を表しています。) |
※ 当時の郵便料金…… ●はがき;2円 ●封書……8円
|
|
(3)≪ 新動植物国宝 15円普通切手 ≫
(旧菊:左図)昭和41年7月1日、(新菊:右図)昭和42年7月1日発行。
(旧菊切手)
|
(新菊切手)
|
左右の切手、よーく見ると、似ているようで違います。昭和40年代より、郵便物の需要が増え、迅速に対応する(消印する)ために、切手の色検知方式が取り入れました。
新菊切手は、色検知式の郵便自動取り揃え押印機用に、印面周囲に0・5ミリ幅の色検知枠を入れ(=刷色を変えて)発行された切手です。
※ 当時の郵便料金…… ●はがき;7円 ●封書……15円
|
|
(4)≪ 昭和天皇皇后御訪欧記念 ≫ 昭和46年10月14日発行。
( 天皇旗に菊花と鳳凰 ) ( 海の彼方 ) 雪をかぶった美しい富士山を描く、「昭和天皇皇后両陛下御訪欧記念」切手。
この原画を描いたのは、なんと記念事項の当事者のおひとり、昭和天皇の皇后・良子様。
皇后様の日本画はプロ級の腕前でした。師匠は前田青邨画伯だったそうです。
|
|
-2013年11月1日-
【花シリーズ切手(11月)きく】 |
|
花言葉は「高貴」。日本の正式な国花です。
平安時代に中国から渡来。改良が重ねられ多くの品種があります。
日本では、薬草や観賞用植物として平安時代より用いられてきました。
キクは、春のサクラに対して日本の秋を象徴する花です。それが決定的になったのは、鎌倉時代の初め後鳥羽上皇が菊の花の意匠を好み、「菊紋」を天皇家の家紋とした頃からとの伝えがあります。
日本おいては、黄泉の国神話の口承による影響で、伝統的に仏花や献花として菊が使用されてきました。 菊の文字は、日本書紀において菊理媛神(くくりひめのかみ)と神名の一部に現れています。 |
黄泉を訪問したイザナギ(伊奘諾尊)がイザナミの変わり果てた姿を見て逃げ出し、黄泉比良坂で生者(イザナギ)と死者(イザナミ)の言葉を取り継ぐ場面で伊奘諾尊と菊理媛神が登場します。
『 父母が 殿の後方(しりへ)の 百代草(ももよぐさ=菊のこと)
百代いでませ わが来たるまで 』
万葉集 生玉部足国(いくたまべのたりくに)
|
|
昭和36年11月1日;FDC≪山形県宮内郵便局≫ |
|
−2013年10月1日-
【花シリーズ切手(10月)りんどう】 |
|
リンドウは本州から四国・九州の湿った野山に自生する。花は晴天の時だけ開き、釣り鐘型のきれいな紫色で、茎の先に上向きにいくつも咲かせる。高さは50cmほど。
秋空に映える濃い青紫色の花は野趣・美しさ・かわいらしさなどを兼ね備えた日本人の心に響く古くから親しまれてきた野草ともいえると思います。
・花言葉は、「正義と共に、勝利を確信する」
・長野県と熊本県の県花。 |
漢名の「龍胆」の音読みの「りゅうたん」がいつの間にか「りんどう」になったらしい。また、この草の根が龍の胆・胆汁のようにのように苦いから、そのように呼ばれたという説もあるそうです。
根は、漢方生薬のリュウタン(竜胆)の原料の1種である。健胃剤として広く使われています。 |
昭和36年10月2日;FDC≪熊本県坊中郵便局≫ |
|
|
−2013年9月14日−
【花シリーズ切手(9月)ききょう】
|
「秋の七草」のひとつ。万葉集に登場する「あさがお(=朝貌)」は、この花を指すそうです。
学名のPlatycodon(プラティコドン)は、ギリシャ語の「platys(広い)+ codon(鐘)」が語源。花の形に由来。青紫色の鐘型の花弁を開きます。
昔から武士に好まれたようで、均整の取れた5角形が重んじられ、家紋のモチーフ(=桔梗紋)になっています。
江戸城には「ききょうの間」や「桔梗門」の名前も残るほどです。
根は、咳・痰の鎮静・鎮痛。解熱などの漢方生薬として利用されています。
|
ちなみに、「春の七草」は、「七草がゆ」にして食べるなど、”食”を楽しむものですが、「秋の七草」は花を”見る”ことを楽しむもののようです。 |
昭和36年9月1日;FDC≪群馬県沼田郵便局≫ |
|
秋の七草 |
|
「秋の七草」は、山上憶良が万葉集の歌で選定し今日に至っています。
(1)萩(はぎ)
|
(2)尾花(おばな)→ 薄(すすき)
|
(3)葛花(くずばな)→ 葛(くず)
|
(4)撫子(なでしこ)
|
(5)女郎花(おみなえし)
|
(6)藤袴(ふじばかま)
|
(7)朝貌(あさがお)→ 「朝顔」ではなく「桔梗」であるとの説が定説。
|
|
≫医療法人社団博成会川崎歯科クリニックHP |